昨日は『桂やまとオンライン落語会#36』、無事に生配信にてお届けいたしました。誠にありがとうございます!

ただいまアーカイブ配信中です。ご購入いただきますと10/6(金)いっぱいまでご視聴いただけますので、私の公式サイトをご覧のうえお申し込みいただけましたら幸いです。

また今日からの十月上席は鈴本演芸場昼席に出演しています。トリは橘家円太郎師匠で、私は13:05頃の出演です。4(水)のみお休みいたします。こちらもぜひぜひどうぞ。

そして今日は大師匠の古今亭志ん朝命日。
22年前、昼時分に師匠才賀から大師匠の訃報を聞き、力を振り絞って鈴本夜席の楽屋働きを何とか勤めて、それから急いで地下鉄で移動しました。神楽坂の矢来町に着いた時には大粒の雨で。

そんな中でも大勢の報道陣が大師匠宅の前に集まって騒然としていて。
私は勝手口から「才ころでございます」と挨拶して中に入ったら、外の騒がしさとは反対に、直弟子の師匠方が慌てず落ち着こうとしているのがよくわかって。そしてそんな師匠方が、いつも以上に優しく接してくれて……。

世間様に、そして志ん朝一門といえど私たち孫弟子にも一切知らされることがなかった大師匠の闘病生活。知っていたのは直弟子連と、ごく限られた人だけでした。
師匠才賀も普段は何でもしゃべりたくなっちゃう人なんですが、直弟子たちが代わる代わる看病していたこと、またその内容についてはどんなに酔っ払っててもお客様や私に明かすことはありませんでした。

だから22年前の今日、大師匠の訃報をいきなり聞かされた時の衝撃はいまだに忘れられないのです。うん、忘れられるわけがない。あの時に一つの時代が終わり、そしてあの時から新たな時代が始まったんだと思います。
家内と二人で墓参しながら、今日もあの日のことをずっと思い出していました……。