日曜日は都立白鷗高校へ。『鷗友勉強会』にて落語講演。
私も白鷗高校同窓会「鷗友会」理事の一人ですが、今回は講師として母校に錦。

落語は「子ほめ」と「叩き蟹」の二席。その合間には、さらに伝わる会話のポイントを講演。
それだけでなく私が白鷗で落ちこぼれたことで落語に出会えたこと、そして落語に人生救われたことも紹介。

私の49年間の中でターニングポイントはいくつかありましたが、学校選びは大きかったですね。当時はネットもなく、人の評価と紙媒体から情報を得てましたし。
どんな道に進んでも、良いこともありゃ悪いこともある。全部引っくるめて自分で選んだ人生。喜びもあれば、悩むことも多々ありました。
そんな中でこれまでを振り返ってみて、その歩みに全くといっていいほど後悔なし。白鷗高校を選んで本当に良かった。
落語家として母校に関われることは、大変幸せだと思っています。

また昨日は、恩師が退職する日でもありました。
高校生の時は一度も握手する機会がなかったと思いますが、昨日は学校を去る先生と固く固く手を握りました。
しばしのお別れかもしれないけれど、鷗友会という同窓会がある限り、いつだって会えると信じています。
そう、「また会える場所」……それこそが同窓会の大きな意義だと思っています。
卒業して30年以上経ちましたが、この校舎はいつも高校生の自分を思い出させてくれます。
この廊下もそう。毎日遅刻ギリギリで全力疾走してたわ……。