ニュースやワイドショーを見てましたが、雪の東京のアタフタぶりがずっと報道されていましたねぇ。年に数回しか降らないにしても、もう本当にいい加減、東京都にはしっかりした安全対策をしてもらわないといけないと思いました。

家やビルが密集して建っているから、路地の日照時間が短い⇒路面凍結がどんどん進む⇒滑って転ぶ⇒痛い……ってなるのはみんなわかっているわけで。雪かきだけじゃ凍結をなかなか防げないのは、お日様が当たる時間の短さのせいでもあります。特に下町は道が狭いから、凍ってしまっても通るしかない切なさ。実に悩ましい。

雪国じゃないからこそ、冬になったら町内のウィークポイントには優先して融雪剤を行政主導で設置してほしい。「たまにしか降らないから、個人的にやってもらえばいいでしょ?」じゃなくて。

また雪道なのにノーマルタイヤで走ろうという運転手が非常に多い東京。以前青森に行った時に「あれだけは東京の人が何を考えてるんだかわからない」って言われました。雪の上をノーマルタイヤで走るなんてあり得ないとのこと。

チェーンを着けなかったことで事故が多発するのは冗談ではありません。命に直結することなので、罰則も強化して何とか改善していただきたいと切に願っています。

さてさて話は変わって、金曜日は寄席の高座を勤めてからいつも大変ご贔屓くださるお客様と浅草観音裏へ。小料理屋さんが建ち並び、見番もあって芸者さんも行き来する粋な町。その奥へと進んだ旧町名・象潟(きさかた)町にあるのが割烹『細井』。こちらでふぐ料理の夕べ。毎年あたしのために催してくださる3名様に心より感謝。

ふぐ刺しも年に一度こうして口にすることができるだけで、あたしは幸せ者でございます……はい。

こんなにふぐの刺身を薄くできるのも職人の技ですよね。見た目も素敵。食感、味わいともに抜群。

ふぐの唐揚げからメインのふぐ鍋。そして最後はふぐ雑炊。言うまでもなく満腹満足。今年も贅沢させていただきました。

そのうえ毎度お世話になっておりますご贔屓様からお土産まで頂いて、この『とらや』の羊かんが見事なこと!

「孟春の虎」……このまま表札にできそうな立派な作り。「新緑」も「おもかげ」も箱がトラづくし。

「やまとさん、寅年ですもんね。『とらや』さんのトラで、今年も頑張ってくださいね〜」

二ツ目時分からずっとずっとご声援くださる。皆さん司法書士事務所で所長を務められている方々ですが、お忙しい中でも落語を愛してくださることが何よりあたしは嬉しいんです。ご期待に応えられるよう、今年もさらに精進いたします。なので来年もふぐ鍋よろしくお願いします!!